食事で不足しがちなミネラルを補うには?
健康の維持増進には必要な栄養素を十分にとることが大切です。ダイエットやボディーメイクにおいてもこれは同じです。
食品中のタンパク質を体組織に利用するにはビタミンミネラルが欠かせません。ビタミンミネラルが豊富に含まれるとされる野菜や果物ですが、高齢者を除けばほとんどの方が国の基準に対して100グラム程度足りていません。そこでカット野菜や野菜ジュースなどでグラム数を稼げば良いのかと言うと、それでは栄養素が不足してしまうと言う現状があります。
そこで最も不足しているとされるミネラルの中でも具体的に何なのか?それはマグネシウム、鉄、亜鉛です。女性に多い骨粗鬆症はカルシウム不足が原因と言われますが、やはりマグネシウム不足の影響が大きいようです。
カルシウム摂取が多くマグネシウム摂取が少なければ、骨は脱灰を起こし、骨を分解しカルシウムを身体から放出します。つまりカルシウム摂取だけが多いことは骨粗鬆症を招くことになります。
マグネシウムはセロトニンと依存関係にあるので精神作用も期待できます。また糖代謝に大きく関わっているのはマグネシウムとビタミンB1です。糖質をエネルギー源として摂取してもこれらがなければエネルギーとして変換されません。悪く言ってしまえばマグネシウムとビタミンが全くなければ糖質は血糖値を上げ脂肪になるだけなのです。
マグネシウムはセロトニンとの関わりが強いことから睡眠にも大きく影響しています。睡眠不足の方がマグネシウムを摂取したところ睡眠不足が解消したと言う研究データもあります。その他免疫にも大きく作用し、傷口にマグネシウムを塗ると早く治ってしまうと言う話もあります。
他にもまだまだマグネシウムが秘めている可能性は大きいのですが、具体的にどんな食品から摂取すれば良いかと言うと、大豆、玄米です。朝食で納豆玄米を食べることが体にとってどれだけ有効かが分かります。その他にも魚介類や海藻類にも多く含まれています。まずは朝食の納豆玄米から2週間試してみましょう。良い効果が期待できるはずです。