加齢や遺伝は変えられませんが、食事は改善できます。
2019年12月16日
健康的な食事のカギは腸内環境にありそうです。健康的な食事指数で高スコアを出している質の高い食事をしている人は腸内の善玉菌が増え、低スコアの人は悪玉菌が増えることを、米国、ベイラー医科大学等が発表しました。
今回の研究は検便からではなく、大腸の粘膜から細菌を直接採取しているためより直接的で精度が高いといえます。
結果、米国の食事ガイドラインで推奨されているような果物、野菜、全粒穀物を豊富に摂取し砂糖やアルコール、飽和脂肪酸が少ない「質の高い食事」は善玉菌の多さと関連することと、反対に質の低い食事は大腸がんとの関連も高い悪玉菌の多さとのつながりがわかりました。
加齢、遺伝、は変えることはできません。しかし食事は改善することができ、食事を介して腸内細菌を修正することは、疾病リスクを減らし、生活の質を高めることが出来ます。